ながらスマホ死亡事故。100キロ激突…我がドラレコに裏切られた被告の顛末とは?

2020年7月9日

高速道路運転中に、スマホで漫画を読みながら100キロ走行しバイクに激突し死亡させた下山公堂被告。

実刑判決が出ましたが、たった3年でした。

なぜこんな判決になったのか、被害者夫の切ないインスタと合わせてご紹介します。


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ながらスマホ事故に実刑判決!


【出典:TBS

漫画を読みながら高速道路を100キロでぶっ放し、ツーリング中の夫婦の妻に激突し死亡させた事件。

実刑判決が出ましたが・・まずはこちら!

新潟県南魚沼市の高速道路でスマホを見ながら運転し、女性を死亡させたとして罪に問われた男に、懲役3年の実刑判決が言い渡されました。

 下山公堂被告(51)は去年9月、スマホで漫画を見ながら関越自動車道でワゴン車を運転し、オートバイに追突して女性を死亡させたとして、過失運転致死の罪に問われています。

 新潟地裁長岡支部は、「不注意による事故と一線を画する特に危険で悪質な運転」とし、懲役3年の実刑判決を言い渡しました。より重い危険運転致死傷罪には、スマホの「ながら運転」の規定がなく、適用されませんでした。

 「世間一般の感覚から離れている法律としか思えない」(百合子さんの夫 井口貴之さん)

 遺族は「法改正が必要」と訴えています。

TBSより引用

え〜!事故当時に漫画を消去して隠蔽までして嘘までついていたのに!?

ではその詳細と辛すぎる事件概要のおさらいをしておきましょう!

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事件概要のおさらい

新潟県上越市で配送業者の元会社員だった下山被告。ちなみになぜか未だに顔画像は出ていません。

そんな被告が殺してしまった相手は、こんな方でした・・。


【出典:yahoo

亡くなった奥様は地元FMでパーソナリティーを勤めるちょっとした有名人だったようです。

明るくバイクに乗るような活発な方で、性格もよかったとのことです。


【出典:TBS

妻の事故に直面した旦那様はカメラマン・・

この夫婦は旅行帰りに高速道路をツーリング中で、あと5分で高速を降りるところでした。

無線機で話しながら高速道路を走行していた2人でしたが、途中で妻・百合子さんの悲鳴とともに声が聞こえなくなったそうです。


【出典:yahoo

2018年9月10日、午後9時11分、事故は関越自動車道下り線、大和PAから小出ICの間の見通しのよい片側2車線の直線道路で発生しました。

 夫の井口貴之さんは左車線を、妻の百合子さん(当時39)はその後ろを走っていました。

 制限時速80キロの区間でしたが、百合子さんは時速約70キロで走行していたところ、後ろから運送会社のワゴン車が時速100キロのスピードで追突。百合子さんは避ける間もなく、そのままワゴン車の前後輪に轢かれたのです。

yahooより引用

バイクを止め妻の方に向かった夫のショックは半端なかったことでしょう。

100キロでぶつかった人間はどんな形で亡くなるのか・・中には体が真っ二つになる方だっているのです。

旦那様は当分仕事が出来なかったそうですが、その気持ちわかりますよね。

百合子さんは40~50秒後に走行してきた後続車にも轢かれ、脳挫傷等の致命傷を負い、命を奪われたのです。。

yahooより引用

高速では仕方ないとはいえ、2台目の車にも轢かれてしまった百合子さん。

それも見通しが良い場所での事故で・・本当に前を見ていない居眠り運転のどちらかしかありませんよね。

この事故に対し容疑者は、最初に嘘をついています。

事故の翌朝、ワゴン車の運転手は、「なぜこんなことになったんだ」と詰め寄った貴之さんにこう説明したそうです。

「対向車に気を取られて、わき見してしまった」

yahooより引用

そんな訳で、悔しくも運転手はただのわき見運転で処理されたそうです。

ところが・・・


【出典:TBS

事故から1週間後、思わぬ展開を見せます。

 新潟県警は、ワゴン車を運転していた男性(当時50)を、自動車運転死傷行為処罰法違反(過失運転致死)の疑いで逮捕したのです。

 夫の貴之さんは語ります。

「逮捕後、警察からその理由を聞いて驚きました。わき見という当初の説明は全くの嘘で、加害者は、高速道路に入ってからもスマホの小さな画面で、ミステリーやホラー系の漫画を読みながら、十分に前を見ず運転を続けていたそうです。そして、前方の妻のオートバイに気づかずに追突したのです」

yahooより引用

でもなぜ前方しか映らないドラレコに、スマホで漫画を読む姿が映ったのでしょうか。

これラッキーなことに、だったからなんです!!

夜間だったことから、その様子はフロントガラスに反射して写っており、約4時間にわたってその映像が残されていたというのです。

yahooより引用

事故直後すぐに漫画の閲覧履歴を消して隠蔽していた容疑者もこれにはお手上げでですよね。

ドラレコがなかったら、ただのわき見運転で処理されるところだったとは・・

でも実際に出た実刑判決は3年だけ・・悪質だった今回の事件、被害者遺族の悔しさが身にしみますよね・・。

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旦那様のインスタが切ない…

事故についての心境をインスタで1度発信していた夫の井口貴之さん。

当時のものはこちら・・・

この投稿をInstagramで見る

報道等で既にご存知かと方もおられるかと思いますが、 9/10夜、妻の井口百合子がバイクで高速道路上を制限速度80キロ弱で通常走行車線を運転中、後ろから暴走・脇道運転していた運送会社のハイエースに追突され巻き込まれ轢かれて亡くなりました。‬ 他にも複数台が事故に絡んでいるため現在捜査中で、妻の司法解剖も必要なため、まだ妻は家にも帰ってきていませんし、家族も妻に会うこともできない状態です。 悔しくて仕方ありません。 三日間の楽しい旅行の最後の最後、あと5分で自宅のある小出インターに着くところでした。 ハードプロテクター完全防備でしたが、暴走車に予想もしない形での追突のため、残念な結果になりました。 運送業という安全運転第一の人に業務中にこのようにされ、轢いた後も道路上に横たわる妻を目の前にしても人命救助(避難)させずにほったらかしていた運転手が憎くてなりません。 ‪解剖後に葬儀日程等は決まるため、今後になります。決まりましたら追ってここにも記載します。‬ 多くの方からご参列いただければ妻も嬉しいとおもいます。 現段階では、司法解剖が予定通りに終われば、 16日夕方にお通夜、 17日に御葬式、 いずれも 虹のホール魚沼(JA北魚沼、小出インター近く)の予定です。 ‪ 井口貴之‬

ラスカル井口貴之 Iguchi takayukiさん(@rasukaru_pyoccotan)がシェアした投稿 –

ハードプロテクターを完全防備して制限速度内で走行していた2人に、事故は全くの想定外だったことでしょう。

そして、事故当時の被告の行動に対しても許せない気持ちがあふれていますよね・・

しかし実刑判決後に発信したものは気持ちが抑えられています。こちら・・

なるほど、裁判が終わるまでは発信できなかったのですね。

これでも1番重い判決・・そう言われてしまうとこちらは何も言えないという諦めでしょうか。腹の中は怒りと虚しさでいっぱいでしょうが・・。

それでも、冷静に現状だけを伝えている様子が切なすぎますよね・・。

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罪が軽いのは何故!?


【出典:TBS


【出典:TBS

より重い危険運転致死傷罪には、スマホの「ながら運転」の規定がなく、適用されませんでした。

TBSより引用

最近のニュースで過失運転致死から危険運転致死傷罪になったケースはこちら・・




東名夫婦死亡事故・石橋和歩被告に検察が起訴変更でネット歓喜の嵐w


今回の下山被告過失運転致死罪の刑の上限は原則懲役7年のはずですが・・実際は3年になっています。

そして1番重い罪になる、「悪質な故意の交通事犯」である危険運転過失致死傷罪の刑の上限は、原則懲役20年!!

でもこれには「ながらスマホ」は当てはまらないと言う訳です。

これだけ日本中で問題になっている件でも悪質に出来ない背景は何なのか?司法は説明すべきではないでしょうか?

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ネットの声

では最後に、ネットの声を聞いてお別れしましょう!

どんな意見がでているのでしょうか。

危険な運転をしているから危険運転致死傷罪になるんだよね?
だったら、スマホがどうのって関係ないじゃない
追突をするような危険な運転をしたことが処罰の対象なのだから、規定がなくても適用できなきゃおかしいでしょ

yahooより引用

殺人なのに道交法で刑が軽くなる。
殺人はどのような状況でも殺人罪の適用でしょう。

yahooより引用

懲役3年って、軽くないか?
遺族はたまらないね。
法改正しないと、また同じような被害者出るよ。

yahooより引用

殺人なのに道交法がネックで罪が軽くなる意味が理解できないという意見が多かったですね。

でも今回だけでなく、「ながらスマホ」は今や社会問題!!車や自転車だけ出なく歩行者すらも見ながら歩いていますからね。

これからも同じような事件が増えていくと思われますので、しっかりとした対策と罰を改めて決めて頂きたいと思います。

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