ダウン症を妊娠。中絶を恥じるべきではない理由とは?

中絶…ダウン症の子供を身篭ったらあなたはどう考えますか?実際に経験した筆者自身の気持ちと、私に中絶を真っ向否定したが、自分もダウン症を妊娠した可能性が出てしまった友人の反応をご紹介します。

中絶を恥じるべきではない根拠とは?

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ダウン症は妊娠した!?

私はダウン症の子供を身篭ったことがあります。




【体験談】ダウン症の診断が…。
羊水検査までの流れとその結末とは?



検査の結果が出るまで私は、産むか中絶するか答えを出せずにいました。それは自分の大事な子供だからというよりも、世間体を気にしていたからかもしれません。簡単に中絶なんて事言ったら、人格が疑われるのでは?と。

Yahooニュースを見ても、生前検査はやめた方がいい、実際に育てている方は『ダウンの子も穏やかで癒される』と言う・・。そりゃそうですよね、命だもの。簡単に中絶なんて言葉を使っていいものではないのは理解できます。

でも筆者の場合、中絶する!と決めていなかったにしろ、もしそうなら産めない・・と思っていました。発覚してから毎日泣いて暮らす日々。何故私なんだろう?と。当時35歳でしたが、この年齢のダウン症になる率は1/264(2008年に先生から聞いたデータ)・・何故その1人が私なんだ?と。泣いて泣いて、そんな時に限ってNHKでダウン症特集がやってて泣いて・・。

どうしようもなくって。お腹の子よりも自分が哀れで。かと思うと、そんな自分勝手な発想の自分が憎くなったり。でも命。ナイーブな話題だから余計にどうしていいかわからなくて。

そんな時に友人に相談して傷ついた事例を紹介します。

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友達に諭される・・

友達A子に羊水検査を受ける話をした時の事。

『産むか産まないか決めれない人間が羊水検査をしてはいけないよ』と彼女から言われました。また、『命は大事だ。ダウン症だったとしても私だったら中絶できない。』こう言うのです。

そして、羊水検査で実際にダウン症だった時にあなたは中絶できるの?と私に問います。実は私、もしもダウン症なら産めないなとずっと思っていましたが言えませんでした。

友達は産めると言いきった・・。自分の子供だから中絶なんて出来ないと。なのに私はダウン症の子供を産んで育てると言う考えがどう頑張っても思えなかった。自分の冷たさに、そして自己中心的な発想しかできない自分を恥じました。この人間の差はなんだろう?と。ショックでした。

しかし、友達も実際は私と一緒でした。

実はこんなことがこの2年後に起こったんです。

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中絶を恥じるべきではない理由

その2年後、その友達が3人目を妊娠したときの事。その時に血液検査であるクアトロテスト(母体血清マーカー検査)を受けた所、1/20の割合でダウン症が産まれると判定が出たのです!高確率すぎる・・。

それに対して出た言葉は・・『どうしよう。産めない・・とにかく羊水検査する!』でした。(検査の結果、ダウン症でなかったので、その後女児を出産しました。)

彼女を責めたいわけではありません。筆者が言いたいのは、実際に当事者にならないと分からないことが沢山あると言う事。だから、もしもあなたが中絶を選び、誰かにバッシングされたとしても気にしなくても良いのです。

こういった話題になると、皆、聖人発言してしまう現実・・。中絶を悪と決めつける人が多い。でもあなたが実際になったら本当にそんな事言えるの?って事です。だから人が言うことなど気にしないでいいんですよ。育てるのは友達ではなく、あなた自身。あなたが出来ないものは出来ないでいいのです。

命の問題はナーバスだし、難しい。
でもあなたはその中で苦しんで苦しんで中絶を選んだはずです。だから言いたい。自分を否定せず堂々としていていればいいって事を!

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