飼い犬が孫を噛み殺す!体重80キロ…温厚&忠実なのに危険な理由
四つん這いで歩いていても人間の大人よりも大きく感じるグレートデーンという犬を知っていますか?そんな犬を2頭飼っていた50代の男性宅で11ヶ月の孫が頭を噛まれ死亡しました。
事件の概要と、大人しいグレートデーンが事件を起こした原因を合わせて見ていきましょう。
事件の概要
「優しい巨人」と言われているグレートデーンという名の巨大犬が乳児を噛み殺してしまった・・
では事件の概要から見ていきましょう!
富山市の50代男性宅で20日、孫の生後11カ月の中村仁ちゃんが、飼っている大型狩猟犬「グレートデーン」2頭にかまれ、頭部骨折による出血性ショックで死亡していたことが21日、分かった。2頭はそれぞれ体重約80キロ、体長約1メートル20センチ。
富山南署によると、20日午後5時35分ごろ、男性が仁ちゃんを抱えて犬の餌用の皿を庭に取りに行ったところ、放し飼いにしていた2頭が仁ちゃんにかみついた。病院に搬送されたが約2時間後に死亡した。男性も犬を取り押さえる際に脚に軽傷を負った。
男性は、庭を約1メートル80センチの金属製の柵で囲って2頭を飼育していたという。
kyodoより引用
この犬を直接見る機会が何度もあるので知っていますが、とにかく縦も横も頭も全部デカい!!(後ほど、この犬の画像と特徴を説明しますね。)とても大人しい犬ですが、近くにいると恐怖を覚えるのは事実です。
それでは次にどんな犬なのか、その特徴と共にみていきましょう。
グレードデーン画像と特徴は?
ではこのグレートデーンってどんな犬か確認しておきましょう!
まず最初は画像をご覧下さい。
【出典:poppet】
筆者には、60キロの同犬と共に自宅内で4歳になる子供と生活している友達がいます。最初は見た目が怖くて恐ろしかったけど実際は全く違いました。とにかく穏やかで優しく静かなんです。
では今回問題の犬の特徴を見てみましょう。
品種:グレートデーン(ドイツ)
年齢:短命(7年前後)
性格:優しい。人間の指示を守る。
体重:80キロ(平均45キロ〜90キロ)
体高:不明(平均70センチ〜100センチ)
体長:1.2メートル
ギネス記録:2004年に世界一巨大犬に認定。
ん?ここで筆者、疑問が湧いてきたぞ・・。
犬の体長ってどこまでなん?体高って何?と言う事で、同じく知らない方の為に調べました。まず犬の計測する場所をこちらでご確認下さい。
【出典:iekariya】
体長って、頭と尻尾を入れないんですね〜。
知人のグレートデーンで言うと、頭だけでも人間の2倍はあるようにいつも感じます。さらに足も長くて体高もかなり高い・・ちなみに体重60キロですが、それでも大人の男性より大きく感じています。
今回の犬は80キロ・・筆者からするとあれよりも大きいって想像つかない!!皆さんも自分が思っている以上の大きさと考えて下さい。
犬が危険な2つの理由
しかし今回の事件。かなり穏やかで人間が飼いやすい犬なのになぜこんな惨事が起こってしまったのでしょうか。
こんな2つの意見がネットに出ていましたのでご紹介します。
痛ましい事故ですね。
確か、少し前にも祖父母宅に預けられていた子どもが、噛まれて亡くなった事がありましたが、
その時に専門家が、動物は小さな子どもに対して特別な感情が湧く時があると言っていました。
飼い慣らしていたとしても、気をつけなくてはいけないですね。(以下省略)yahooより引用
グレートデーンてどんなの?と
思って調べたらデカすぎて😱😱
実父の家の犬も実父が抱いてたら
ヤキモチやくって言ってたし
油断ならんな!
赤ちゃん痛かっただろうな…
時間を戻せたらいいのに😣— さあ@40w3d→9m (@32___0522) March 21, 2020
グレートデーンって犬見たけどめっちゃクチャでかい
穏和犬みたいなんだけど
犬の中に人間の序列があって生まれたての赤ちゃんはとか後からきたから最下層位置付けるとか聞いた事ある— カズ7272 (@72kazu72) March 21, 2020
年功序列を気にする、焼き餅をやく・・なんだか人間と変わりませんね。人間ならそれを抑制する能力がありますが犬には難しい・・。犬の気持ちの駆け引きも考えなきゃならんのですね。
その他こんな意見も。動物は突然突拍子もない行動をするというものです。
この犬は、普段から飼い主が何か抱えていたら、それに飛びつく習性があるのかもしれない。
この犬に限りませんよね。
どんなふうに抱っこしていたのかわかりませんが、
人とは認識せず、かぶりついたのではないでしょうか。
犬は、人間と違って、手よりも口の方が先に出ます。(以下省略)yahooより引用
ありゃあ~…
これは…いたたまれない…
孫は失うわ、飼い犬は二頭とも殺処分だわ…グレートデーンって本来温厚で飼い主に忠実な性格なんだけどな…
でも…どんな子も、お気に入りの玩具見たらプッツンすることあるし、給餌の時は興奮状態になることもあるから、油断厳禁よ…https://t.co/fSomdE2var— goma-mama (@gomamama4) March 21, 2020
普段から孫を抱えて餌を与えていたけど、いつもは大丈夫だったのかもしれない・・。
でも日頃おとなしくて安心でも、不意に危険な行動をとるのが動物です。11ヶ月の乳児は小さい割によく動きます。それをみて犬はオモチャと思った可能性も高いのは確かです。
動物を飼っている方は突然に備えて注意をする必要があるということを忘れてはいけません。
ネットの声
では最後に、ネットの意見を聞いてお別れしましょう!
まず最初に批判からです。躾ができていない、これはおじいさんが悪い!という意見がたくさんでています。
飼い主として失格。お子様は亡くなり痛ましい事故で悲しいけど、犬自身も飼い主の勉強不足でこれからずっと傷をおって生きていかないといけない。動物をペットとしての考えの人は分からないと思うけど..
動物だけじゃなく、私は大丈夫って思う人が多すぎる。100%なんてないのに。— erika♥ (@GTSDV4) March 21, 2020
知り合いに100キロ級のグレートデーン比較的大人しかったけどな
子供が大好きで乗せたりして遊んでましたよ
やっぱり性格と躾の問題だと思いますね— めいめい181004 (@61qJG02ifjfcdPo) March 21, 2020
次に切なくて仕方がないという意見です。
確かに祖父を初め、家族の気持ちや犬の今後を思うと辛いですよね。
え、グレートデーンってめちゃデカのめちゃ優しい性格の子だよね?そんなにおなかすいてたのかな…
犬のせいじゃないけど、でも亡くなった子もお母さんもおじいちゃんも誰も救われない悲しい事故だなあ。— 彰@斉藤壮馬推し (@akn_msp69) March 21, 2020
ゴールデンレトリバーならまだしもグレートデーンなら最早熊とかに近いですしね…
そうですよね…飼い犬なので殺処分とかはないと思いたいですが…犬を見る度思い出しそうでまた辛いですよね💦お祖父さんが乳児の母親にとって父なのか義父なのかでまた気持ちも変わってきますよね…— 🎩RIN⚓🌸 PERFECT WORLD両日参戦 (@sunshine_red_) March 21, 2020
批判されている方々も内心は複雑でしょう。そういう意味でも本当に切ない事件と言えます。
以前にもゴールデンレトリバーが同じことを起こした事件がありましたよね。
⇒ これって犬のせいか?!赤ちゃんを殺したゴールデンレトリバーの末路
孫を抱いて餌を取りに行った事によって起こった今回の惨事。
そんな所に気軽に孫を連れて行った事への批判。しかし、わざわざ孫を抱っこして外に連れ出す優しい祖父であったとも言えます。
死んでしまった孫はもとより、この祖父・家族・そして2頭のグレートデーンの今後を思うと胸が苦しくなるのは筆者だけではないようですね。。