アメリカの水道水が危険!鉛・フッソ化合物が混入の事実…対策は?
日本以上に水道水の安全基準が厳しいアメリカ。
しかし近年、いろいろ害がある化学物質や鉱物が混入している事が判明しています。何が入っているから危険なのか、そしてその水道水から我が身を守るための対策をご紹介します。
アメリカの水道水が危ない!
PFAS(フッソ化合物)の数値が異常!
PFAS=フッ素化合物。日本でもおなじみですね。
では概要をご覧下さい。
米環境保護団体が22日に発表した報告書によると、全米44カ所の水道水のサンプルを調べたところ、1カ所を除くすべてでパーフルオロアルキル化合物(PFAS)を検出したという、PFASは分解されないことから「永遠の化学物質」とも呼ばれ、がんや肝機能障害、低体重児の出産といった健康被害をもたらす。
米国の水道水は汚染されている―問題は、それが従来の想定よりもはるかに悪いということだ。
環境保護団体EWGが22日、報告書を公開した。それによるとマイアミ、フィラデルフィア、ニューオーリンズで、パーフルオロアルキル化合物(PFAS)を最高レベルで検出した。
PFASはほぼ分解されないことから「永遠の化学物質」とも呼ばれ、がんや肝機能障害、低体重児の出産といった健康被害をもたらす。
PFASは、テフロンやスコッチガード、消火剤の泡など多数の製品に含まれる。
この化学物質によって、米国で1億1000万人が汚染されている可能性があるとした従来の推計は、低すぎる可能性があると報告書は指摘している。
研究チームは全米44カ所の水道水を検査した。このうちPFASを検出しなかったのは、深い井戸を使っているミシシッピ州の1カ所だけだった。
ロイターより引用
アメリカ人は基本、水道水を飲みませんが火を通す料理には使っている方はいます。一生分解できない化学物質が体に入っていたかと思うと恐怖ですよね。
では、ロイターが出している映像を見ながら詳細をチェックしましょう!
【出典:ロイター】
検査をしたのは米環境保護団体です。
【出典:ロイター】
アメリカ全土の44箇所を検査したところ、43箇所から検出。これはアメリカ全土が汚染されている事を示しています。
その中で一番酷く、最高レベルで検出されたのが・・
【出典:ロイター】
マイアミ、フィラデルフィア、ニューオリンズだったとか。
逆に検出されなかったのは・・・
【出典:ロイター】
深い井戸を掘って取水しているミシシッピ州だけでした。
ではこのPFAS、ピンとこない方の為に一体何に含まれているか見ていくと・・
フランパンに使われているテフロン、防水スプレーであるスコッチガード、火事の時に火を消す消泡剤に含まれています。これ・・全部日本でもお馴染みの物質だという事がわかります。怖くなってきた・・
話は戻りますが、この水道水の為にどれくらいの人口が被害にあっているかというと・・
【出典:ロイター】
アメリカの人口は2018年現在3.272億人います。なんと!その約1/3の1億1000万の人々が汚染されているるんですって!!これは恐怖の数値ですね。
しかし何故この物質が怖いのか・・それは、分解されないので一生残るからです。
【出典:ロイター】
当然、人間の体内でも当然蓄積されていくわけです。
そしてこのせいで起こる病気はというと・・
【出典:ロイター】
ガン・肝機能障害・妊娠時に起こる低体重児が生まれやすいといったもの。
防ぎようがないし、その為にかかる病気も重いものばかり・・これは恐怖ですね。
高濃度の鉛に汚染されている!
アメリカ米ミシガン州デトロイト近郊の町フリントで、2017年に水道水が鉛汚染されていた事が発覚しました。そしてその後の環境団体の調査で、全米で1000カ所以上から基準値以上の鉛が水道水から検出されたのです。
しかしこれ以上に鉛が凄かった場所が多数ありました。それが上画像の黒丸印の位置です。
レオジネラ症・不妊症・流産・胎児の発育異常・行動障害・その他も数えくれないくらいの異常が起こる鉛。
その他実際にこんな症状も出たそうです。
体の中に鉛の棒が出来ていた!?・・自分の子供の体に!?
資金不足の街こそ、こういった問題が起こっているようです。州が1つの国のようになっているアメリカらしい話題ですよね。
水道管がサビだらけ!?
【出典:テレ東プラス】
【出典:テレ東プラス】
中はサビだらけ・・当然錆びれば、水道管から他の有害な化学物質が水に溶け出していることも考えられます。
そして錆びた水道管のせいで、年間24万件の水漏れや破裂事故を起こしています。あなたが将来住むかもしれない場所も錆びている可能性が高いというわけです。
そしてあなたが住んでいる街の財政が悪かったら??もっと悲惨なことになっているでしょう。
水道水汚染の対策は?
①浄水器を設置する
皆さんご存知のように、水道水には殺菌消毒するための薬が数種類使われています。でも浄水器を使えば鉛などと一緒にこれらの不純物を取り除ける訳です。ちなみに鉛の除去は、ろ過材に中空糸膜を使っているものが適していますよ。
但し、硬水を軟水に変えるのは別の専用機器が必要なので覚えておいて下さい。
②料理に使わない
アメリカ人って水道水は飲まないんですよね。でも料理などに使うことはあるのかな。こういう話を聞くと怖くてアメリカ旅行ができなくなるのでは。
yahooより引用
実際には煮込み料理など、火を通すものには水道水を使用している家庭が多いようです。こちらを読んでみると、アメリカの生活が垣間見れます。⇒ yahoo知恵袋
浄水器を設置するか・・出来るなら、購入したボトルウォーターを使うようにしましょう。
③取水地を気を付ける
ボトルウォーターを飲むにしてもその取水地が何処かによっては無意味なことに。
yahooより引用
購入した水も安全なのかどうかはわかりません。心配ですよね。じゃあ、何がいいのか?ですが・・
例えばアメリカでも、カルフォルニア州にある美しい山々で取水された「クリスタルガイザー」なら安心でしよね。こういった、場所的に人間の手が入らない場所で取水した天然ミネラルウォーターを選びましょう。
④レストランの水に注意!
実はレストランで無料で出てくるグラスの水は、水道水が多いですよね。
でも何が混入されているかわからない水道水、さらに硬水であった場合は大変なことになるかもしれません。(硬水はお腹を壊す方もいますからね。)
なるべく別料金になりますがボトルウォーターを頼みましょう。
⑤水質検査をする
実はアメリカでも日本でも水質をチェックできるキットが普通に売られています。⇒ 【水質検査キット!】
その地に住む事が決まったら1度チェックされてみてはいかがでしょうか。値段なピンキリですが、$30も払えば買う事が出来ます。
これで分かれば、どう生活していけば良いか対策も立てられますからね。ご検討下さい。
番外編:テフロンフライパンにも注意!
水道水気にするのもいいけど、その一方でテフロンフライパンでガンガン焼き物するのヤバくね?
化学メーカーでフッ素コート研究してる知人がテフロンフライパンは絶対使わないというので、私もそうしました。
yahooより引用
ところで我々が使っているテフロンフライパン、あの表面にもこのパーフルオロアルキル化合物(PFAS)が使用されています。
使う分には大丈夫なのですが、問題ははげてきた時!少しでもハゲてきたら廃棄しましょう。使い続けると剥がれたものがご飯に混ざり、体に入っていくからです。
テフロンフライパンって、古くなるとこびりつきやすいですよね。それをゴリゴリして擦り取るなんて言語道断です!ならば、鉄のフライパンでゴリゴリした方が良い!意外に最近のものは錆びにくく、ゴリゴリ擦っても大丈夫で、且つ、鉄を体に取り入れることができるわと良い事尽くめですからね。
実は使いやすいので鉄がお勧めですよ!