【全文】誤認逮捕された女子大生の手記!愛媛松山東署の自白強要がヤバい
もしも誤認逮捕されて、且つ、自白強要されたら?
今月タクシーから現金入りのセカンドバッグを盗んだとして女性大生が誤認逮捕された事件。
その女子大生が松山警察署で起こった事の手記を出しましたのでご覧下さい。
事件の概要
もし自分が誤認逮捕されて自白を強要されたら・・・
では事件の概要から見ていきましょう!
タクシーから現金入りのセカンドバッグを盗んだとして松山東署が7月に窃盗容疑で松山市の20代の女性を誤認逮捕していた問題で、女性の弁護士が1日、県庁で会見し、女性の手記を発表した。女性は取り調べについて「自白を強要するかのような言葉を執拗(しつよう)に言われました」などと警察の捜査を批判。誤認逮捕が二度と起きないよう「口先だけの謝罪で済ませるのではなく、今後どのような指導を行い再発防止に努めるのか具体的に公表してほしい」と訴えている。
手記は7月29日付のA4用紙2枚分。一貫して容疑を否認したが、刑事全員が耳を傾けることはなかったとし「罪と向き合え」「就職も決まってるなら大ごとにしたくないよね」「認めないから悪い方へいってるよ」などと言われたと説明。手錠を掛けられたときのショックを今でも忘れられないと強調している。
愛媛新聞より引用
執拗に自白を強要されたって、釈放されるのがもっと先だったら彼女もどうなっていたのかわかりませんよね・・。怖い・・。
ではこの件をFNNが出している映像を見ながら詳細を見ていきましょう!
今回無理に自白させようとしたのは愛媛県松山署。
【出典:fnn】
【出典:fnn】
逮捕されて2日後に釈放されたんですね!
この2日間どんな地獄だったか、手記はあとで全文ご紹介しますのでお待ち下さい。
【出典:fnn】
【出典:fnn】
どんなに言われも否定し続けた女子大生・・。
今回晴れて放免になったことにより、国家賠償請求を検討するって正当ですよね!
【出典:fnn】
松山署としては、女子大生が嘘をついている前提での捜査が問題だったというのが見解。
問題というか・・自白強要はだめ!と常に勉強会などしないのでしょうか?
やはり警察もノルマがあると思うので、成果はあげたい・・同じ事はこれからも起こる可能性はありますからね・・。
では次に何があったのか、女子大生の手記全文をご覧下さい。
手記の全文
【出典:fnn】
【出典:fnn】
では、この手記の全文をご紹介します。
これがもしも自分だったら・・
タクシーから現金入りのセカンドバッグを盗んだとして松山東署が7月に窃盗容疑で松山市の20代の女性を誤認逮捕していた問題で、女性の代理人の安藤陽介弁護士が1日、県庁で会見し、女性の手記を公表した。 女性の手記は次の通り。
今年1月に松山市内で発生したタクシー内での窃盗事件で私が誤認逮捕された件について、警察や検察からの発表のみでは伝わらない部分も多々あるかと思い、今回コメントを発表させていただきます。
この事件の捜査では、決して適切とは言えない対応を警察から繰り返されました。そのため私は、取り調べが終わるたび、すぐに全てを日記に付けて記録してきました。ドライブレコーダーに写っている女と私が似ていたこと、その女と私が同じアパートに住んでいたことなど悪い偶然が重なり、私が容疑者になってしまうことは仕方がないのかもしれません。しかし、私は一番初めの取り調べから一貫して容疑を否認し、その女と私が別人であることを何度も訴えてきました。にもかかわらず、捜査に関わった刑事全員が私の話に耳を傾けることはありませんでした。
取調官は、私が「本当の犯人を捕まえてください。こんなの何の解決にもならない」と言えば、「犯人なら目の前にいるけど」と言い、初めから私を犯人だと決めつけていました。他にも「やってないことを証明できないよね?」「タクシーに乗った記憶ないの?二重人格?」「いつ(自分がやったと)言うのか待ってるんだけど」「罪と向き合え」など、耳を疑うようなことを次から次へと言われました。
また、自白を強要するかのような言葉を執拗(しつよう)に言われました。「就職も決まってるなら大ごとにしたくないよね?」「君が認めたら終わる話」「こんなに時間のかかるものじゃない」「ごめんなさいをすれば済む話」「懲役刑とか罰金刑とか人それぞれだけど早く認めたほうがいいよ」「認めないからどんどん悪い方へ行ってるよ」「今の状況は自分が認めないからこうなってるんだ」「また取り調べか、とか思ってるんだろう。認めないと終わらないよ」など、挙げればきりがありません。逮捕された後は、弁護人の助言で警察の取り調べに対しては黙秘していたのですが、「弁護士に言われたから黙秘するのではなく自らの意思で話せ」と言われました。
本当に悔しかったです。自分たちが正しいと過信している警察には何を言っても無駄だと気付き、ただひたすら真犯人が出てくることを祈るしかありませんでした。
そもそも、私は取り調べの他にも指紋採取やポリグラフ検査、3D画像の撮影など、全ての任意捜査に素直に応じてきました。朝の10時ごろから夕方17時ごろまでかかることもあり、体力的にも精神的にもつらかったですが、素直に応じました。そうすることで身の潔白を証明できると信じていたからです。
しかし、最後の取り調べから1カ月以上たってから突然家宅捜索に入られ、そのまま逮捕されてしまいました。幸いにして、勾留請求は認められず釈放されましたが、逮捕直後、もし勾留されたら取り調べに耐え切れずにやっていないことを認めてしまうかもしれないという不安な気持ちがあったのも事実です。
誤認逮捕であることが分かった後、警察からは「真相の解明に必要な逮捕だった」と説明を受けましたが、到底納得できるものではありません。3D画像はきちんと解析したのか、ポリグラフ検査の結果はどうだったのかという私からの質問に対しては、はっきりした回答を得ることができませんでした。担当刑事からの直接の謝罪はいまだにありません。5月27日から7月19日という期間は私にとってはとても長く、不安、恐怖、怒り、屈辱といった感情が常に襲い、ぴったりと当てはまる言葉が見つからないほど耐え難いものでした。手錠をかけられたときのショックは忘れたいのに忘れることができず、今でもつらいです。
私には前歴・前科もなく、本当に真面目に生きてきたつもりです。このような事件に巻き込まれ、犯人と決めつけて自白を強要するかのような取り調べを受け続け、実名報道までされたことを絶対に許すことはできません。今回の誤認逮捕は、適正な捜査を行っていれば起こらないはずでした。私のような思いをする人を二度と出さないためにも、口先だけの謝罪で済ませるのではなく、今後どのような指導を行い再発防止に努めるのか具体的に公表してほしいです。
なお、報道関係者各位におかれましては、自宅および大学周辺、家族、友人などへのこれ以降の取材はお控えいただきますようお願いいたします。
2019年7月29日 匿名希望
愛媛新聞より引用
これは戦後日本にあったことでは?現在でもこんな事がまかり通っていたのでしょうか?
事実の詳細はわかりませんが、この女子大生の傷が早く癒える事を祈っています。
自分から自白させるには?
【出典:newsmemorandum3】
でも容疑者をいかに自白させるかが捜査員の腕の見せ所ですよね。
思う通りに進めたいがために、我々でも同じ事をしてしまう可能性だってあります。
そこで勉強になるのが、ロッキード事件で活躍された元東京地検特捜部の河上和雄さんの自白のさせ方!
被疑者と本当に心が通い合うかは別として、最終的には人間対人間の問題になります。ラポール※という言い方をするのですが、心理的な共通感が生まれてこない限り、なかなか本当のことはしゃべらないというのが実際です。
取り調べる側が、相手を犯罪者として見下し、自分の方が人間として優位に立っているというような態度では、共感など生まれるはずがありません。人間は誰に でも弱い部分があり、「相手と同じ環境にあれば自分だって罪を犯したかもしれない」という認識を持つべきです。相手と同じ目線になって、一対一の人間とし て、誠実に向き合うことが基本でしょう。
https://www.ntt-west.co.jpより引用
今回の警察官の場合、河上和雄さんがやってはいけない取り調べと考えている事を行なっていますよね・・。
やり方がこんな正反対だとは・・本当にこの女子大生に同情します。
ネットの声
では最後に、ネットの声を聞いてお別れしましょう!
どんな意見がでているのでしょうか。
何の罪もない人を逮捕し自白を強要して被害者に苦痛を与えて謝罪だけでは済まされない。担当警察官、署長、県警本部長は処分されるのが当然だと思う。国家権力で無罪の人を落とし入れる事は重罪だと思う。警察は軽視するな。重視しないと同様の事が起こる。だから可視化が必要なんだよ。それだけ警察が信用ならないって事なんだよ。
yahooより引用
もし女子大生の手記が100%真実ならこれは明らかな日本国憲法 第38条に反しておりそれを反した刑事は何らかの処分を受けるべきである
yahooより引用
愛媛県警の危機感のなさが今後大きな問題になりそうですね。
このまままだと同じことが繰り返されると思われても仕方ない、担当刑事の処分等、適切な対応をしないと信用を失ってしまいます。yahooより引用
この取調官達が担当した過去の事件で冤罪事件が無かったかどうかが疑いたくなる。
yahooより引用
警察には感謝しているけど・・こんな事が繰り返されるのでは?という疑念があるようです。
これ、人ごとではない!!自分にも降りかかってくる可能性があることですからね・・。
今回のようにドンドン公表して、こういった事がおこならない仕組みが出来る事を切に望むばかりです。