これって犬のせいか?!赤ちゃんを殺したゴールデンレトリバーの末路

2019年9月9日

祖父母の宅で、自宅内で放し飼いしていたレトリバーが赤ちゃんを噛み殺す悲劇・・専門家はレトリバーの殺処分の可能性も指摘・・

でもこれって、レトリバーが悪いの?


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赤ちゃんを噛み殺したゴールデンレトリバー

よく赤ちゃんと、大型犬が触れう写真やCMを目にすることがありませんか?同じ生き物が意思疎通できた瞬間の映像は微笑ましくていいですよね。

しかし、それを覆す事件が、今年の3月に東京・八王子市の中心部から車で20分ほどの住宅街で起こりました。


【出典:http://www.akb48matomemory.com/archives

斜面を切り開いて造られた住宅地の中にある、60坪ほどの大きな一軒家でのことです。

よく見ると、玄関脇の雨どいに「猛犬に注意!!」と書かれたステッカー、車の窓には犬型のステッカーがが貼られていたます。

一応何か起こる可能性を考え、他人には迷惑かからないようにステッカーを貼ったのでしょうが・・犬が危ないという意識はあったかようですね。

この家で一体何が起こったのでしょうか?

大事な孫を愛犬が嚙み殺し

これほどやりきれない事件は珍しいと思いますよ」と誰もが口にした「噛み殺し」事件。

発生はある夕刻のこと。犠牲となったのは当時10カ月の女児だった安田翠(みどり)ちゃん。


【出典:http://www.akb48matomemory.com

翠ちゃんは、シングルマザーの母親とアパートで2人暮らしですが、祖父母宅が約4キロの距離で近く、これまでも時々訪れていたそうです。

事件は、翠ちゃんが保育園に連れて行って程なく発熱。母親の代わりに祖父母が迎えに行った事から始まります。

祖父母は孫娘を連れて帰り、その後、家の1階リビングで遊ばせたそうです。

しかしこの家には、小型犬2匹と秋田犬、そして、大型犬のゴールデンレトリバーの計4匹を飼っており・・

なんと!部屋の中のケージには入れず、いつもレトリバーは放し飼いだったそうです。いつもはそれでも大丈夫だったようですね。

・・・しかし、とうとう事件が起きてしまったのです。それは、一瞬の出来事でした。


【出典:http://www.akb48matomemory.com/

リビングをハイハイして進む翠ちゃん。当時は祖父母と3人で居間で遊んでいた時です。

放し飼いにされているレトリバーが翠ちゃんに突然が近づき、いきなり女児の首の付近に噛み付いたのです!

1メートル手前で見守っていた祖母が“ダメよ!”と叫ぶと、犬はすぐに翠ちゃんを離しました。

すぐに祖父が「女の子が犬にかまれた」と119番通報して翠ちゃんは近くの病院に搬送されたものの・

「搬送された時はまだ息はありましたが、2時間後に病院で息を引き取った。

死因は出血多量か外傷性ショックと見られています」

なんと・・頭部を強く噛まれており約2時間後に死亡が確認されたのです。

祖父母がまさかの加害者に

祖父母にとって、翠ちゃんは大切な孫で可愛がっていたそうです。

そりゃそうですよね。10カ月と言えば、ハイハイもだいぶ速くなり、つかまり立ちも始まる時期。そして、表情や主張も出てきて、かわいい頃なんですよ。

日々はっきりと見える成長が嬉しくて嬉しくて仕方ない日々だった事でしょう。

その悲劇の3日後、ある記者の方がインターホンを押すと、被害者、兼、加害者になった翠ちゃんの祖父がドアをわずかに開け、

 
気持ちの整理がまだ付いていないので、勘弁してください。

すみません……」 

と述べ、ドアを閉じたとの事。

後ろでは、キャンキャンと吠えたてる犬の鳴き声が響いていたそうです。

所轄の南大沢署は捜査を開始。過失致死、あるいは、重過失致死での立件を視野に入れていたようです。

取り調べに祖父は「ほえたりかんだりしない、臆病でおとなしい犬だった」と供述。

一方、“加害者”のレトリバーは南大沢署に預けられ、処置を待つ身となったと。


【出典:http://www.akb48matomemory.com

被害者感情を考えれば、「殺処分」もあり得ると、専門家は言いますが・・

レトリバーは4歳のオス

人間にして30歳前後、体重は37キロ弱、体高は50~60センチぐらいです。

一方、10か月の翠ちゃんは平均的な発育であれば、体重8キロ、身長は70センチ前後といったところです。

自分より5倍も重い獣に噛み付かれた翠ちゃんに大変なことが起こる可能勢を想定できなかったのでしょうか?

確かにおとなしく素直で、忍耐強く信頼できる性格で、且つ、利口で人と行動することを好む犬です。

そんな犬だから疑いもしなかった事はわかりますが・・所詮は犬なんですよね。

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犬のかみつき事故

環境省によると、犬のかみつき事故(2015年度)は全国で4373件で、98%が飼い犬だったそうです。

15年には北海道の住宅で、女性(52)が知人の飼い犬にかまれて死亡。

14年には大分県で、集団登校をしていた小学生ら7人が首輪をつけた中型犬にかみつかれ、けがをする事故が起きています。

犬がかみつくのは、怖い時、不快感がある時、何かを制止したい時が主なんです。

実際、ゴールデンレトリバーが赤ちゃんをかんだというのはほとんど聞いたことがないんですよ。

でも、人が何も感じないことでも犬には不快なことかもしれない…事を、人間が理解するのは難しいでしょう。

ですから予期せぬことが起こる可能性を忘れず、乳児と一緒のときは目を離さないようにしてほしいですね。

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