バーバパパの家だw!「三鷹天命反転住宅」個性的だけど実はスゲェ!
「感覚が研ぎ澄まされそう」「
運動神経が良くなりそう」「自宅が平凡すぎてつまらなく思えそう」・・この住宅の見学をした人たちの感想です。
ただの派手な家ではないようです。
「三鷹天命反転住宅 イン メモリー オブ ヘレン・ケラー」
今回は国内だけでなく、世界中からも注目される「三鷹天命反転住宅」をご紹介します。
芸術家・建築家の
荒川修作さんとパートナーであるマドリン・ギンズさん
がプロデュース。
東京、三鷹市のランドマーク的存在にもなっています。
【出典:https://matome.naver.jp/odai/2140359838852757801
】
このお二人、以前に日本一変わった公園“養老天命反転地”も作りだしています。
【出典:https://www.instagram.com/p/BPcAcTWjesj/
】
この公園は広大な土地に、迷路や傾斜などでたくさんのアート作品があり、すべて体験出来て楽しめるコンセプト。
こんな2人が作り出した集合住宅がどんなものか気になりませんか?
14色もの色が使われているカラフル住宅!?
この住宅は住む人それぞれに合った使用ができるし、使い方もその人次第!と枠にはまることはありません。
簡単にいうと、3歳の子ども使いこなせる場所もあれば、70歳以上が使いこなせる場所もあるということです。
住む人を選ばず、且つ、アート作品の中で生活をするという貴重な体験が出来る住宅・・そんな三鷹天命反転住宅の魅力をご紹介して行きます。
外見
カラフルで形も変わっていて・・日本ではないように見えますよね。
【出典:https://www.instagram.com/p/BBJ9tcMJUIq/】
【出典:https://www.instagram.com/p/BTttN9FFQL1/】
↑↑ここはベルギーか・・はたまたオランダか・・日本の建物には感じませんよね。
バーバパパが住んでいそうで、ワクワクしてしまいますね!!
【出典:https://www.instagram.com/p/BBJ9tcMJUIq/】
↑↑ん?窓ガラスの配置も面白いです。
不思議ですが・・意外にも外観は周囲の環境に馴染んでいるんですよ。
全部で9戸あり、それぞれに使われている色が異なります。
そして、部屋の色が14色・・すぐに、やりすぎじゃない?と思いますよね。
いや、違うんです。人は一度に6色以上の色が見えると一つ一つの色を見なくなり、1つの環境として認知する
んですって。
このカラフルさ、逆に自然の環境に近づけさせていたんですね。
室内
【出典:http://】
↑↑廊下もワクワクしますね。
【出典:https://www.instagram.com/p/BBMTfTATMp_/】
↑↑部屋の中心にキッチンが!まるで宇宙基地のよう!
床は冷蔵庫を置くスペース以外は凸凹。
【出典:https://www.instagram.com/p/BHdFK9DATxG/】
↑↑大小でこぼこの床は大人と子どもの土踏まずの大きさが!
青竹踏みのような心地良さを感じるそうです!
【出典:https://www.instagram.com/p/BETZ7CSQmAz/】
↑↑ブランコまである!!色のバランスがいい!!!
【出典:http://】
↑↑こんなところにシャワー!?ww
室内にはドアが一切ありません。手前はシャワーブース、その裏側にトイレがあります。
【出典:https://www.instagram.com/p/BNQsXt9DIZS/】
↑↑ハンモックまで!夢の家!
【出典:https://www.instagram.com/p/BBJntyWgkPk/】
↑↑体験にいけます!
以前は最低7日間ステイだったのが、現在は4日間ステイでよくなったので気楽にお泊りできるようになりました。
・・・でも、いや・・意味がわからない・・と感じた方の方がたくさんいらっしゃったかと思います。
なぜこの家が魅了されるのか・・実は人間を研究されて作られている家だからなんですよ。
生活しにくい家のなぜ
見学会に参加するとわかりますが・・
部屋に入るなり「インターフォンが傾いている
」「天井からぶら下がっているアレ」・・
床も天井も斜めになっており、同じ人でも立つ位置によって長身に見えたりおチビに見えたり。
【出典:http://www.homes.co.jp/cont/press/rent/rent_00385/】
一体これの何がい言い訳?と思いますよね。
いやいや、これって荒川修作さんとマドリン・ギンズさんの長年の 研究の末に生み出されたものでわざとなんですよ。
凹凸は、バリアフリーとはほど遠いですが、逆に人間が持つあらゆる凹凸が本来の感覚を呼び覚ますとのこと。
それに、身体の使い方や知覚や感覚との関係性で人間も変化が可能なので、物事の見方は一つではないということを伝えたいようです。
今まで不可能と思われていたことが可能になるかもしれない=天命反転が可能になると云う発想なんですね。
それはヘレン・ケラーが身体全体とあらゆる感覚を使って世を知った=家という環境が身体の可能性を引き出してくれる!ということ。
「死なないための家」、そして In Memory of Helen Keller ~ヘレン・ケラーのために~ と謳われるのはそのためなんです。
また、現代日本のバリアフリーを考えさせるきっかけにもなっていて、この住宅の空間について理学療法・作業療法の分野からの考察も重ねられています。
まさか・・こんなすごい家だったとは・・人間見た目で判断してはいけませんねww